ビーチのリーフチェック

2011年06月16日

珊瑚とは、とっても不思議な生き物です。
最近は、その生態の重要性や大きな減少傾向にあることから、自然保護の観点も含めて色々と注目されています。
そして珊瑚のそれは、決して【綺麗な海の風景】だけではないことは、皆さんもご存じの方が多いと思います。
沖縄 ダイビング沖縄 ダイビング
今年のハナヤサイサンゴの写真

沖縄本島では、約10年前の白化現象が有名でガラリと海中の風景が変わってしまいました。
実は、沖縄本島に【昔の海をしっている方から見たサンゴ礁】が残るダイビングポイントは、ごくごく僅かしかありません・・・
沖縄 ダイビング
ここは、【名も無きサンゴ礁】

珊瑚の減少の原因としては、さまざまは要因があります。
・地球の温暖化
・土地の埋め立て
・生活排水や農薬などによる海洋の汚染
・ゴミなどの海中浮遊物の絡まり
・低水温減少や水温の上昇
・強すぎる光
・オニヒトデ、レイシガイダマシによる食害
etc

それらが重なり、サンゴ礁事態の生命力が落ちているという声も聞きます。

僕らが、定期的に行っている駆除活動・海中ゴミ清掃の他にも人として取り組まなければならない大きく・多い原因があるのです。

ダイバーを初めてとする多くの人々の力もあり、近年は少しずづですが、復活の傾向がありました。
爆発的に増えて、サンゴに被害を与えているオニヒトデやレイシガイの駆除活動は今も続いています。
各エリアでは、ビーチクリーンも盛んに行われています。
また、珊瑚の植え付けなどの研究も進み、それを題材とした映画もできたほどです。
しかし、今年のサンゴは残念ながら減少している事が見て取れます。特に、ハナヤサイサンゴの被害が多くいたるところで、
白化して死んでいます。これは、食害ではだけなく上記の何かが複雑にからまり起きていると推測されていますが、不明です。

とここまでは、現状のお話

では、その珊瑚の減少はどのくらい減ったものなのか?
どのくらい復活したら良いのか?
で、いままではどのような家中環境だったの?
その経緯がわかれば、歴史と照らし合わせて何かがわかるかも・・・・

しかし、残念なことに過去の珊瑚環境のデータはほとんど無いのです。
だからと言って何もしないわけにはいきません。
数年前から今の海の現状をチェックし後世に伝えようという活動が、出てきました。
僕が参加しているのは、北谷施設の前の海。砂辺を中心にリーフチェックをしている
【二ライ地区の珊瑚を見守る会】(HPは編集中ですが)
です。

活動的に派手な駆除活動や珊瑚の植え付けも大事ですが、地味ですが、きちんとしたデータを取る事もとっても大切だと思います。
内容は、決められた範囲の生物や地質のチェックです。
世界基準にのっとったもので、サンゴ礁以外の海洋のチェックでも使われているデータ採取方法です。
沖縄 ダイビング沖縄 ダイビング

定期的に行っています。
これからも継続し、珊瑚をはじめとする保全活動に役立てればと思います。
もちろん、一般の方の参加も可能になっていますので、興味がある方は、ご連絡ださい。

海や自然に関わる仕事をしている人として・・・できる事を続けます

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