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潜水・高気圧医学セミナー

2015年05月24日

はいさい、安田です。

今日はちょっと難いお話。
那覇市の沖縄県立博物館にて開催された、セミナーに参加してきました。
今回の内容は、潜水事故の現状や、ダイビングとはかけ離す事の出来ない減圧障害のお話など。
沖縄 ダイビング 潜水医学セミナー

過去のデータを見ていると、減圧障害(減圧症や、動脈ガス塞栓症)は減っているのですが、特に沖縄では事故者の年齢層が高くなっている事が分かりました。
これは暖かい海で、長時間潜ることにより、体への負担が徐々に大きくなっているという事が考えられるようです。
やはり、いくら元気でも、控え目なダイビングを心がける意識が大切ですね。。
沖縄 ダイビング 潜水医学セミナー

医学的なお話もたくさん出ましたが、その中でも意外だったのが、減圧症患者に対しての対応。
今まで、救命処置として純酸素供給が推奨されていましたが、かなりの効果があるようです。
これには体内の窒素ガスの洗い流しの効果があります。
正直、チャンバーへの処置時間が早かろうが遅かろうが、処置中の時間が短かろうが長かろうが、そこまでの差がないようです。
沖縄 ダイビング 潜水医学セミナー
それよりは、処置前に純酸素供給を行って、洗い流しをしているかどうかが、改善の差が出るようです。
もちろん、なるべく早く、処置を受けさせた方が良いのは当たり前ですよ!
沖縄 ダイビング 潜水医学セミナー

このような研修会やセミナーなどは、難しいのですが、為になりますね!!
今までの知識も間違ってはいないのだろうけど、最新のお話や、他業種のお話も聞けるので、これからも参加していきたいと思います♪

2 thoughts on “潜水・高気圧医学セミナー

  1. kiyotaka kohshi

    最新の科学論文を紹介し,これまでの常識が異なっており,それを公開講座で訴えています.今回の公開講座のスライドは沖縄労働局や琉球大病院のHPでも公開される予定ですので,参考にしてきださい.

    Reply
    1. adive Post author

      アルファダイブの安田です。
      コメントありがとうございます。
      ぜひ、参考にさせていただきます。
      これからもよろしくお願いたします。

      Reply

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