海塾!(2014年01月18日)

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海塾!

2014年01月18日

僕たちが参加している「二ライ地区のサンゴを見守る会」では、「海塾」というイベントを行っています。
海塾は、琉球大学の非常勤講師でもある藤田喜久さんから、海・自然に関しての知識を教えてもらおうという会です。
沖縄 ダイビング 自然 海塾
今回の内容は「琉球列島の環境問題」

琉球列島の生物は、島の成り立ちから固有種が多いことをご存じでしょうか?

琉球列島は昔、中国大陸の一部で、何度も地盤沈下・隆起などを繰り返して今の形になったとされています。
約130万年前、現在の九州とも切り離され、その後繋がる事はなかったため、島独特の生物体系となりました。

・八重山に住む、イリオモテヤマネコは何度か中国大陸と繋がり、その当時に渡ってきました。
(大陸には、ベンガルヤマネコという、イリオモテヤマネコと亜種の関係にあるネコが生存。)

・ハブにもヒメハブ、サキシマハブ、トカラハブ、タイワンハブなど種類があり、それぞれ分布域が違います。

・沖縄に住むホタルは、幼虫でも水中では暮らしませんが、クマジマホタルのみはゲンジホタルと同じように水中でも暮らします。

・淡水に住むサワガニは、奄美~先島までかなりの種があり、固有種も多く存在します。
宮古島でも発見されていますが、石灰岩でできた島なので、昔は海に沈んでいました。
サワガニは淡水生活の為、海を通して島を渡る事が出来ないので、不思議な点が存在します。
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このように、島固有の生物や、特有な進化をしているのが琉球列島の生物たちです。

しかし、共通して言える事は、「琉球列島の島々は小さい為、住みにくく、絶滅しやすい」という事です。
多種多様な生物が生息していますが、閉鎖的で微妙なバランスの上に成り立っているので、ちょっとしたことで容易に崩れてしまいます。

そこに人間が起こす事故(ロードキル)、開発、外来生物、採取などによって、今の沖縄の生物・自然環境が危機に直面しています!
数年後に絶滅するかもしれないレベルのものもいるようです。
沖縄 ダイビング 自然 海塾

今回は、陸の生物(動物)のお話でしたが、植物、海の生物にも同じ事が言えると思います。
僕たちは海に潜り、海の変化には気が付きますが、これからは陸にも注意しなければいけませんね。
そして、自然のものを無闇に触らない、記念にと持ち帰らない、など出来るところから保護していきましょう。